結婚3年目 海外移住 そして大ちゃんプチ鬱発症
こんにちは。
30歳で、夫の大ちゃんの海外転勤に帯同するため、初めての海外生活が始まりました。
行先はヨーロッパの片田舎。
日本では、直前まで、引っ越し準備、会社の退職準備と引き継ぎ、役所の手続き、送別会、目まぐるしい日々を過ごし、出発当日、一人で飛行機に乗り込みました。
それまでやることで手がいっぱいで目の前のことを一つづつ必死で進めていっていたのですが、飛行機の中で突然、頭痛がしてきました。
きっと環境が変わることへの、ものすごいストレスがかかっていたのだと思います。この頭痛は1週間続きました。
空港に降り立つと、3か月先に赴任していた大ちゃんが花束を乗って待っていてくれました。どうやらこの国では空港で人を出迎えるときにお花を贈るという習慣があるようです。たった3か月でヨーロッパの男になったか、と思いましたが大ちゃんなりの私への気遣いだったようです。
その後、私の生活のセットアップができるまで1か月程、大ちゃんは慣れない仕事と、私のお世話、どちらも手を抜かず気にかけてくれました。その甲斐あって、私は一か月後、仲の良い同世代の日本人友達もでき、初めての海外で刺激も多く、大変なことが多いながらも少しずつ生活が楽しくなってきていました。
私の生活が整う様子を見届けるようにして、大ちゃんに異変が起きました。
真面目で頑張り屋の大ちゃん。一生懸命、全力で仕事も家庭も頑張っていたのでしょう。ある頃から、頭痛が毎日続くようになり、37度の微熱が続くようになりました。
夜もぐっりとは眠れていないようでした。そしてなんだかピリピリした空気。
でも、会社には行き続けていました。病院にも行きました。検査で脳のCTまで取るも異常なし。ドクターからは少し休むようにということで、取り立てた身体の病気やうつ病などの診断もなく、経過観察になりました。今だったらきっとうつ病で薬が処方されるんだと思いますが、海外だったからか、当時はそんな感じでした。
本当は、私が慣れない環境で日々緊張し、職を失い、所属を失い、自信を失い、自分の泣きたい気持ちは、、、封じ込めました。