告白すること。カミングアウトの重要性
こんにちは。
妊活中は、病院通いも疲れたし、お金もかかりました。
お金は正直1000万円程使いました。
病院での治療費プラス、二人で通った針灸、整体、漢方、私の心理学の学び、夫婦二人で心と身体を整えるため、ギリシャにヨガのトレーニングへ行ったのなど合わせれば、ですが。
ここまでくると妊活というよりは、人生を改造させてる感じになってきていました。
でも、今振りかえってみるとこの時期が非常に大事で、これがなかったら、私はまともな子育てができていたのだろうか?と思います。
子供ができていなかったとしても、夫婦二人の関係もこの時を通して大きく修繕していったように思います。
お金についての価値観もここで大分かわりました。
これまでは、お金があったら何でもできると思っていましたが、赤ちゃんはきてくれませんでした。
いくらお金をつぎ込もうとも、妊娠することはありませんでした。
お金はただ道具に過ぎない。でも、選ぶ自由をくれました。
治療を続けるか続けないか、お金があるないではなく、自分がどうしたいかで選ぶことが出来ました。
311があって、家を買うのを辞めたので住宅ローンなどがなかったのが功を奏した形でした。
そして、金銭面を気にすることなく、興味がある整体院やヨガの教室などへも多く通うことができました。
そこは本当に一生懸命働いてくれる大ちゃんに感謝でした。
洗脳騒動の整体教室もそうですが、いつでもどこでも「なぜここへ来たのか?」と聞かれると、私は「子供が欲しくて、でも出来なくて」という話をしていました。
そうすると全ての場所で、すごく親身になって、「このまえ47歳で出産した人がいる」とか、「ここへ子供が出来なくて来てた人、無事に妊娠したわよ」とか励ましてくれました。
自信がなくなっていた私はお金と時間を使って、「まだ大丈夫」という言葉をもらいに行っていたのかもしれないと、今では思います。もちろん、カラダも使いやすく動きやすく良くなっているんですが。
あるヨガ教室へヨガ友と一緒に行った時のことです。
友達も40歳、既婚、子供なしです。夫婦できにくい体質で積極的に妊活はしていないようでした。
私は、いつものように「子供ができなくて」と話すと先生から、沢山の励ましの言葉とともに、ヨガ教室に付属されてる鍼灸院に腕のいい女の先生がいるから紹介するから、と言ってもらいました。
後になって、一緒に行った友達とじっくり話す機会があって、「なんで<はな>ばっかり(親身になってもらえるんだ、するい)」みたいな感情があったと聞きました。
そんな心の小さい自分を責めてしまうとも言っていました。
そっかー。と答えるしかなかったですが、私と彼女の差は相手に自分の状況を伝えたか伝えなかったか、それだけです。他人と自分、なかなかテレパシーってないです。
他にも、妊活中と話していた友達には、自分が妊娠できた芸能人も通う整体院を紹介してもらったり、病院の話、色々な情報も集まりました。
情報があふれる世の中で、どの情報を採用するかは自分自身です。でも、「自分は子供が欲しいのにできなくて困ってます!」と発信することで、いい情報も集まります。応援もしてもらえます。いい出会いもあって、私の場合は、子供を諦めない力、ひいては自分自身を諦めない力、をそこで得ていた気がします。
妊活前半はなかなか自分が不妊であるということを認めることが出来ず、人にも言えず、一人悶々としていました。でも勇気を出して話してみると、世の中はこんなにも暖かいということを知った出来事でした。