はなの妊活日記

27歳で結婚した私が41歳で出産するまで

こども欲しさに洗脳される??

こんにちは。

 

不妊治療も失敗に終わり、これからどうするか、というお話です。

 

治療中も、鍼に通ったり、漢方を飲んだり、骨盤矯正の整体へ行ったりと、様々なことをしていました。

 

鍼は腕の良い中国人の先生が近所にいて、そこに夫婦で通っていました。今となっては効果があったのかどうかわからないですが、鍼に行った日は、体がポカポカして、夜はよく眠れていました。

 

漢方は、どうせ飲むなら一番よさそうなのにしよう!ということで広尾にある北里大学東洋医学研究所に通い、産婦人科医で東洋医学の先生でもある女医さんに、診察を受けて、西洋医学的な問診と東洋医学的な舌やお腹の腹圧を見るという診察で、その時々の体調にあう漢方を処方してもらっていました。

権威主義的ですが、すごく信頼が出来ました。ですが、

この漢方は毎日、やかんで煎じて飲むタイプのもので、とにかく手間がかかることと、正直マズイ・・・。

 

半年たったころ、とある本に、「漢方も薬だから副作用がある。そして、それを飲むことは潜在意識に毎日、自分は●●(私の場合、不妊)という病気だと言っているようなもの」という記述がありました。つまり漢方を飲むことは、毎日毎日、自分自身に「私は不妊だよ」と暗示をかけていることと同じだということです。

マズイし手間がかかることもあって、この文章を見た瞬間に辞めました。

 

不妊歴が長くなると、誰でも一つや二つの失敗談や、こんなことまでした、あんなことまでしたという黒歴史があると思います。

 

軽いものだと、携帯の待ち受け画面を子宝祈願の木村さんにしたり。

韓国までめちゃくちゃ高い漢方を買いに行った友達、真夏でも手首足首冷やさないようにぐるぐる巻きにしている友達。(←それ暑いだろ、やりすぎだろという感じ)

毎月何万円もサプリを飲んだり、スピリチュアルヒーラーさんにはまったりです。

 

そうなの。今となっては笑い話なんだけど、みんな真剣なんです。

一説には、不妊はがん患者と同じくらいストレスがかかるという話もある位なんです。

 

私の場合は、ヨガでこころとカラダのつながりを知り、解剖学を知り、もうちょっと自分で体を整えることが出来るのではないか?と思ったことから整体教室へ参加するようになっていました。

たまたま寄った天然酵母のパンやさんにチラシがおいてあり、ビビビと来ました。

その整体教室は、遠く北は北海道、南は九州からも生徒さんが来ていて1泊2日の合宿タイプの教室です。先生は70代。先生は、たまたま私と同じ大学出身で、親近感がわきました。本を出したり雑誌にも乗っていることから全国から身体の不調を持つ女性が集まっていました。

初参加でいきなり泊りの合宿に行くだなんて、相当わたしもキテます。今なら、ちょっと良く考えなよ、と言えるのですが、当時は必至でした。

でも、行ってみると先生は凛としていて言葉に力もあるし、何より先生に「ぐい」と押されて今まで動かなかったところが動くようになったり、「これはずごいな」と初回から感動です。

それから約一年の間、日本にいる間はその整体教室に月に1度通うようになっていました。

通っているうちに、なんか変だな、と思うこともあったのですが、これで良くなるかもしれない、という気持ちの方が強かったです。

そして、一年たった頃、ようやく、みんな洗脳されてる〰〰ということに気が付きました。(遅い・・・)

確かに、体は良くなるのですが、「こうしなければいけない」「ああしなければいけない」「先生すごい」という縛りが強くて、先生が神になっているんです。

何年も通っている生徒さんは先生の手となり足となりお手伝いをします。(奴隷!?)

 

これはやばいと思い、足を洗いました。

 

ヤバいと気が付けたのは、ティーチャーズトレーニングに参加したヨガの先生のクラスにも参加し続けていたからです。この先生はものすごく無色透明な心の持ち主で、自主性を重んじる人。わたし(というか生徒)の成長をぐいぐい押すのではなく、「本人自ら気づくのを待つ」その為のフックはかけるけどね、というスタンスの持ち主。

 

ヨガの先生がいなかったら、私もまだ整体教室の奴隷になっていたかもしれないです。ああ怖い・・・整体教室の生徒さんも皆さんすごくいい方だったんだけど、どうしているかな。不妊仲間も結構いたんだけど。怖くて連絡できないですが、元気にしているといいな。

 

私は、「こどもを作るためには手段は選ばず」のスタンスで、騙されてもいい。くらいの感じで自分が良いと思ったものは全部試してみました。でも、こんな風にそんな弱い心を利用して、怖いこともあるので、いつでも自分を失わないようにしないといけないですね。

 

ではまた。